家族に合わせた非常食の選び方

アレルギー・乳幼児・高齢者。「支援物資が合わない」に備えるのは家庭の役割です。

なぜ「家庭ごとの備え」が重要なのか

避難所に届く支援物資は、全員に共通で配れるものが中心です。アレルギー対応食・液体ミルク・やわらかい食事のような個別のニーズに合う食料は、すぐには手に入らないことが十分あり得ます。内閣府の避難所運営に関するガイドラインでも、要配慮者への食事対応は課題として挙げられており、「自分の家族に必要な特別な食料は自分で備える」のが基本と考えるべきです。

このページでは、配慮が必要な3つのケースについて、備え方のポイントをまとめます。基本の選び方は非常食のおすすめと選び方を先にご覧ください。

アレルギーのある家族がいる場合

市販の非常食には小麦・乳・卵などを含むものが多くあります。備蓄の際は、普段の食品選びと同じように原材料表示とアレルゲン表示を必ず確認しましょう。特定原材料に配慮したアルファ米シリーズなど、アレルギー対応をうたう非常食も市販されています。 アレルギー対応非常食を探す

また、災害時に周囲へ伝えられるよう、アレルギーの内容を書いたカードを防災リュックに入れておくと安心です。症状や対応について不安がある場合は、かかりつけ医に相談して備え方を決めてください。

乳幼児がいる場合

災害時の授乳で頼りになるのが、常温のまま飲ませられる液体ミルクです。お湯も水も不要なため、断水・停電時でも使えます。哺乳瓶の消毒が難しい状況に備え、使い捨ての哺乳ボトルや紙コップでの授乳方法も知っておくと役立ちます。 液体ミルクを探す

離乳食はレトルトパウチタイプが備蓄向きです。月齢に合うものを、実際に一度食べさせてから備蓄しましょう。月齢は数か月で変わるため、見直しの頻度は大人の非常食より高めに設定するのがコツです。 レトルト離乳食を探す

高齢の家族がいる場合

噛む力・飲み込む力が弱い家族には、おかゆ・やわらかいレトルト食品・とろみ調整食品などが備蓄の中心になります。ユニバーサルデザインフード(UDF)の区分表示は、かたさの目安として参考になります。 おかゆの非常食を探す

また、持病で食事制限(減塩・カリウム制限など)がある場合は、制限に合う食品の備蓄が必要です。内容はかかりつけ医や管理栄養士に相談して決めましょう。服薬中の薬と一緒に、食事制限の内容をメモしてリュックに入れておくと、避難先でも伝えやすくなります。

アレルギーや食事制限に関わる備えは、この記事の一般情報だけで判断せず、必ずかかりつけの医師・専門家に相談してください。

家族全員分の必要量の計算は備蓄リストで、日常の買い物で無理なく続ける方法はローリングストックで解説しています。

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よくある質問

アレルギー対応の非常食はどこで買えますか?

通販で「アレルギー対応 非常食」として市販されています。購入時は必ず最新の原材料表示を確認してください。

液体ミルクと粉ミルク、どちらを備蓄すべき?

断水・停電を想定すると液体ミルクが第一候補です。期限が粉より短い製品が多いため、日常使いしながら回すのがおすすめです。

離乳食の備蓄はどのくらい必要?

最低3日分、できれば1週間分が目安です。月齢に合わせて中身をこまめに見直しましょう。

避難所でアレルギーのことを伝えられるか不安です。

アレルゲンと症状を書いたカードを用意し、リュックと母子手帳などと一緒に保管しておくと確実に伝えられます。

入れ歯でも食べやすい非常食はありますか?

おかゆ・やわらかいレトルト・UDF区分表示のある介護食が候補です。一度試食して確かめましょう。

食事制限がある家族の備蓄はどう決めればいい?

制限内容によって適する食品が異なるため、かかりつけ医や管理栄養士への相談が確実です。

※本記事は日頃の備えに関する一般情報です。災害時は気象庁・自治体の最新情報に従ってください。